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エコーモデルのいすゞBX41 2台

12月に入りめっきり寒くなりました。もっちーも先週から体調を崩して、3日休んておりました。
今週後半は金曜日までバタバタです。やはり師走ですね。


今日は以前も紹介させていただいた、エコーモデルのいすゞBX41ボンネットバスを二台並べてみました。

エコーモデルさんが1979年に発売した、キットです。
当時はおそらくメーカー完成品がなく、キットのみという製品が当たり前の時代。
左はパインコーンプロダクツさんの作。昔の国鉄暖地色です。
右はヤフオクで手に入れ半分組み立てられており残りの部品も紛失状態で組み方も荒くどうなる事かという品物でしたが、ナガエアートプロダクトさんがここまで完成にこぎつけて下さいました。新品のキットを組み立てる倍の時間と労力をかけて頂きました。
両方とも素晴らしい出来栄えです。

後姿も素敵ですね。
両、作品とも38年の歳月を経て、今年完成されたものです。
本当に、1979年に今の精密キットにも匹敵する作りこみのバスモデルキットを発売された、エコーモデルの阿部社長の意気込みと、そのキットを完成させて下さったパインコーンプロダクツ主催の幌歌内様(幌歌内のきまぐれブログ)気まぐれと言っても毎日更新していらっしゃる方です、製作ももちろんですが塗装の腕はぴか一。


ジャンクのような製品を手を抜くことなく、完全に完成していただいたナガエアートプロダクション様にはこの場をお借りして感謝しております。

最後にこのモデルのプロトタイプの紹介をします。


当時、バスはシャシーとボティーとメーカーが異っていました。1950年代から1970年代頃までの代表的なバスメーカーです。尚、1970年頃まではボディーメーカーが架装(コーチビルダー)各社は独立性が高かった。
例えば、いすゞでエンジンを含めたやシャシーを作り、ボディーメーカーが架装するといったスタイルを取っております。


シャシーメーカー


いすゞ自動車
日野自動車
三菱ふそう
トヨタ自動車(1974年バス製造事業から撤退)
民生(のちの日産ディーゼル・2010年シャーシ製作製造事業から撤退)


現在、大型・中型バス車両メーカーは
いすゞ自動車・日野自動車・三菱ふそうの3社になってしまった。


ボディーメーカーが架装(コーチビルダー)
一般的な組み合わせで、今現在の組みあわせではありません。
富士重工業 民生のちの日産ディーゼルの指定メーカー・いすゞ指定メーカー
一時最盛期はリーティングカンパニーで国内最大メーカーであったが、2002年バス車体事業から撤退。
川崎航空機 いすゞ指定メーカー
ヤナセ   戦前からバスの架装 MB日本最大のディーラー 当時外国車のシャシーに         梁瀬自動車でボティーを架装
帝国自動車 戦前からバスの架装
呉羽自動車 三菱指定メーカー
北村製作所 いすゞ指定メーカー
西日本車体工業 大型4社に架装
金産自動車工業 主に日野車の製作、現在はジェイ・バスに合併 
日野車体工業 日野自動車の架装
国鉄専用形式 日野車指定メーカーで専用型式以外の国鉄バス 他にも富士急行向けバスはいすゞシャシーを使用
そのほかにローカルメーカーもあり、上記の組み合わせ以外もあります。
1985年以降はシャシーメーカーの主導により再編が行われた。


現在、コーチビルダーはジェイ・バス(日野自動車・いすゞ自動車の指定)と三菱ふそうバス製造(三菱ふそうトラック・バス指定メーカー)の2社になってしまった。


あくまでも、この項は大型・中型バスメーカーの事であり、事業者用特殊車両やマイクロバスは除いてあります。


長くなってしまいましたが、エコーモデルの製品のプロトタイプはいシャシーはいすゞ自動車、ボディーは川崎航空機製造のタイプです。


それでは、また。

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