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ヴィーキング WVビートル

こんばんは。2月ももう少し、インフルエンザにかかったり何か縁起が悪い。
縁起など気の持ちようで…どうにもならない。


今日はドイツのミニカーメーカー、ヴァーキング社 WVビートルを紹介いたします。
HOサイズ1/87です。小さいですよ、なんと46mm。


特にヴィーキング社は WVビートルはフォルクスワーゲンの企業やお客様へのプレゼン用ノベルティーをビートルやタイプ2、タイプ3を作製していたメーカーなので、プロポーションは実車に忠実です。ノベルティー用は1/40スケールでした。


ビートルは1936年ナチス時代にポルシェ博士が開発し、ドイツ国民が車を持つという、ナチスドイツが債権を発行しドイツ国民が買い、たまったらWVと取り換えできる、当時としては技術面共々画期的な車でした。


戦後、敗戦国となったドイツはイギリス管理下によって1948年からフォルクスワーゲンの生産を再開しています。このころのデラックス版はパンパーにオーバーライダーが付いたり、内装もベージュ色のモケットシートであったり、最終期のビニールシートで簡素なイメージではありません、北米輸出仕様だけなのかもしれませんが…。1978年まで西ドイツ本国での生産終了まで、世界の各地で活躍しました。ブラジルでのノックダウン生産は2002年まで続きました。


日本でも1952年から梁瀬自動車が輸入を開始いたします。
当時、タクシーにも使われました。しかし、今の金額で換算すると700万円を超える金額です。


まだ、トヨペットクラウンが生まれる少し前の事です。
それでは、ヴィーキング WVビートルを紹介いたします。

手前、グレー色がメイドイン・ウエストジャーマニー、つまり東西ドイツが分裂していた時代に作られています。
同じ型を使っていると思いますが後ろのグリーンはメイドイン・ジャーマニー東西統一後の製品です。

プロトタイプは古く、リアウインドウが2枚に分かれ要るタイプ。
スプリットウインドウです。
WVビートルは基本同じスタイルに見えますが、年式によって変わっています。


パッと見てこれ何年式と答えられたら、相当なマニアです。


梁瀬自動車が輸入開始したころはオパールウインドウ(スプリットウインドウの中央の柱がなく、オパール型していた)で、後方視界はさぞ悪かったでしょうね。1958年型の写真を見る限り、最終型まで続いた、大きな窓になっています。

以前、紹介したヴィーキング WVビートルですが1958年以降のモデルをプロトタイプにしています。これだけ見ても雰囲気違うでしょう。


僕はルノー4CVと、このWVビートルが大好きです。共にポルシェ博士が設計に関わったと言われていますが、ルノー4CVは獄中の博士に意見を求めたに過ぎないという話です。


ミニカーを集めるときりなり、的を絞ってコレクションしていますが…。


それではまた。

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